10YEARS
Back to the WIRED 10years Vol.3
2010.06.18
DSC_0402.JPG 2010年で10周年を迎えたWIRED。「Back to the WIRED 10years」では、これまでWIREDと縁のある方々からのメッセージを紹介していきます。

第3回目は川島義信デザイン事務所代表・川島義信氏からのメッセージです。 川島氏には「DELTA」シリーズの商品開発アドバイザーとしてご協力いただき、新モデル「DELTA SKULL」でもデザイン監修をしていただきました。 kawashimaZ.JPG W+編集部:2010年6月15日で10周年を迎えるWIREDにメッセージをお願いします。

川島氏:10周年、おめでとうございます。日本の誇る人気ブランドWIREDを通して結びついた多くの方々に感謝しています。
私が担当した「DELTA」シリーズを始めた時も、弊社のアパレル/アクセサリーブランド「ガゼレイジャポネス」のコンセプト「大陸を超える」という考え方とワイアードのコンセプト「FROM JAPAN TO THE WORLD」が合致したので、とてもスムーズに仕事をさせていただきました。 DSC_0162.jpg W+編集部:「DELTA」シリーズの商品開発に携わるにあたって、メンズジュエリーウオッチというコンセプトを聞いてどう思いましたか?

川島氏:ジュエリーそのものは製作していましたが、ジュエリー感覚の時計の開発というのも、その時代に必要なミッションだと感じていました。
ですので、何の違和感もなかったですね。男がカッコいいと思われたかったら、カッコいい時計をしなくちゃダメだと思いましたから。 DSC_0037.jpg W+編集部:「DELTA」シリーズ第2弾は機能をテーマに商品開発をしていただきましたが、機能とデザインの関係についてはどう思われますか?

川島氏:1/100秒を計測することはスポーツシーンなどでありますが、それを自分の腕で見られる1/100クロノグラフと聞いて興奮しましたね。
スタイリングとしてはダイヤルを大きく、クロノグラフを見やすくする点に注目しました。視認性とデザインのバランスを取るのは大変でしたが、うまくまとまったと思います。中でも、ブラックとレッドの2色で展開した「TOKYO NIGHT」モデルはとても印象深い作品ですね。 DSC_0010.JPG W+編集部:「DELTA」シリーズ第3弾は「スリムスタイリッシュ」というテーマを掲げたシリーズの集大成ですが、苦労された点はどこですか?

川島氏:メンズウオッチでほとんど見たことがなかったオーバルという形にチャレンジしたことですね。
セイコーのデザイナーの方とのやり取りの中で、イメージを共有してデザインに落とし込もうということになり、参考としてクルマを一緒に見に行ったりもしました。
その後、数十枚のデザイン画のやりとりがあり、ようやく理想のオーバルが生まれたんです。
最終的にクルマのクーペのイメージとオーバルの形が自然と重なり「スリムスタイリッシュ」というテーマを時計として表現できました。 DSC_0406.JPG W+編集部:建築物からベルトやジュエリーまで幅広くデザインしている中で、WIREDとのコラボレーションで特にこだわっている部分を教えてください。

川島氏:時代性をデザインの中に落とし込み、幅広い層の方に使ってほしいという点にはこだわってますね。
男女問わずたくさんの人に受け入れられてこそ、本物だと思いますので。
それと25歳の人が5年経って30歳になっても使ってもらえるような、世代を超えて使ってもらえるものを目指しています。 DSC_0153.JPG W+編集部:今回の「DELTA SKULL」のデザインのこだわりを教えていただけますか?

川島氏:以前からスカルには興味があり、スカルをモチーフにしたジュエリーを作ったことはありました。
そこで今回セイコーさんから「カッコいいスカルをオリジナルで表現してほしい」との依頼を受けて、試行錯誤の末、パイレーツのサーベルと横顔のスカルというデザインで製作しました。 DSC_0151.JPG W+編集部:今後のご自身の活動のご予定をお聞かせください。

川島氏:デザイン可能性を信じて、様々なご依頼に挑戦していきたいと思います。
今、名古屋市西区のウエストサイドルネッサンスという新しい街づくりに携わっていて、
今回、撮影場所として選んだこの住宅は第1弾「VILLA GAZERY(ヴィラ・ガゼレイ)」という物件なんです。
また第2弾には「FLATS GAZERY(フラット・ガゼレイ)」という大きな集合住宅が控えています。
そこには世界初の空中ファッションショーができる空中ランウェイを屋上階に設置する予定です。 DSC_0421.JPG 実は中学生の頃、建築家を夢見たこともありましたが、なれる自信がなかったんです。
ただその後、製作の仕事を通してショッププロデューサーなどをやってみて、建物の外と内の異なる世界観に違和感を感じていました。
やっぱり外も内も同じ世界観で作りたいと思い、近年、建築に携わるようになったんです。たくさんのものを作ってきて経験を積んだ今だからこそ、建築物も表現できるようになったと思いますね。 DSC_0448.JPG W+編集部:今後のWIREDとの関わりという点でチャレンジしたいことなどありますか?

川島氏:WIREDというブランドは非常に画期的だと思います。「FROM JAPAN TO THE WORLD」というコンセプトによって、僕らも誇りをもって時計をすることができるようになったと思いますから。
今後は、今回発売の「DELTA SKULL」が新時代に向かって、新たなステージへ飛躍していけば大変嬉しく思います。自分の経験と発想を生かし、高級ウオッチにも取り組んでみたいなと思いますね。


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川島氏が手がけるブランド「ガゼレイジャポネス」の公式サイトはこちら ガゼレイジャポネス