DESIGN
想像力の向こう側。
2011.05.06
adachi_a_001.JPG 大学ではデザイン科に通いインテリアや建築の勉強をしていたが、徐々に作りたいものとは違うと感じるようになった。自分の作品はアートというフィールドで発表した方が効果的だと思い、アートの道に入る。 adachi_a_002.JPG 彼にとっての現代アートは「現代社会や近未来に対して、何かしら問題提起ができる実験的な場」。自己満足ではなく見る人になるべくわかりやすいもの、考えるきっかけになるものを作ろうと意識している。 adachi_a_003.JPG 彼の作品には、見る人を引きつけるキャッチーさがある。そこには「入口が広くて、誰にでもわかりやすい。でも出口はそれぞれ違うものを作りたい」という想いがある。 adachi_a_004.JPG これまでの作品には、動物をモチーフにしたものや機械仕掛けのものが多い。2008年に制作した「Dear Deer Dinner」は鹿の剥製を使ったテーブル。 adachi_a_005.JPG 昔のヨーロッパには動物をモチーフにした家具がたくさんあり、動物を本物に近づけていったらどう見えるのかと考えて作った。剥製を加工するときに何とも言えない気持ちになることもある。 adachi_a_007.JPG 思い出深い作品は「ジャイアント・モーラー」。子ども用のおもちゃ「じゃれっこモーラー」をそのまま巨大化させたもので、モーターが動くことで球体が転がりモーラーも動く。 adachi_a_008.JPG 「快楽には常に危険が伴う」ということを伝えたかったこの作品は、広いスペースが必要だったため、下水処理場の跡地で制作。他のアーティストも同じ場所で作っていたので、刺激を受けながら制作することができた。 adachi_a_009.JPG 作品に使うモーターなどの機械は、ミニ四駆のモーターの延長線でできるようなシンプルなもの。子どものおもちゃからヒントを得ることもあり、その仕組みを使うこともある。「OOM baby」も子どものおもちゃを参考にしている。(現在、表面のコケは移植) adachi_a_006.JPG 機械を使うと自分が想像していなかった動きをして、時には予期せぬ形で作品の面白さにつながることもある。 adachi_a_010.JPG 代表作である「e.e.no.24」は電話ボックス型の1人用ディスコ。マジックミラーが貼られ、外からは丸見えだが、中からは外が見えない。 adachi_a_011.JPG 大学の卒業制作で作ったこの作品が、自身の処女作。「自由=良いもの」とされていた大学時代。「だったら、本当に周りの目を気にせずに1人で踊れるの?」という考えから誕生した。 adachi_a_012.JPG この作品は3台あり1台は東京都現代美術館に収蔵され、ブラジルやシンガポールの展覧会でも展示された。ブラジルでは多くの人が無秩序に群がっていたが、日本ではみんな1列に並んで順番待ち。国民性が見えて面白かった。 adachi_a_016.JPG 趣味はバイク。古いバイクが好きで、愛車はKAWASAKIのW3。自宅から10分程のアトリエにはいつもバイクで行く。アトリエの隣にはバイク屋さんがあり、作品に使うモーターについて教えてもらうこともある。 adachi_a_014.JPG 作品づくりで煮詰まった時には、遊園地をよく外から眺めに行く。ヒーローショーや回っている観覧車を見ていると気持ちがラクになってくる。今は新しい作品を制作中。今年中の完成を目指している。 adachi_a_015.JPG いい作品とは「きれいだな」「面白いな」から始まって、そこから色々考えることができるもの。見た人にとっての何かを考えるきっかけになれるように、今後もアート作品に想いを吹き込んでいく。


セレクトモデルAGAV061の感想は?
「黒色で洋服にも合わせやすいですし、文字板のピンクもワンポイントになりますね。」
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