DESIGN
ディクショナリー×ユニクロ
2012.02.21
DI10.jpg ユニクロが2006年にスタートした、世界の第一線で活躍するデザイナーやブランドとのコラボレーション「デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト」に、冨田の手がける「dictionary」が2012年初参加。 DI18.jpg このプロジェクトは、東京コレクションに参加しているデザイナーとコラボしたことから始まった。参加するデザイナーやブランドは毎年少しずつ変わっていて、国内外を問わず人数もまちまちだそうだ。


2010年からはその幅を広げるため、東京コレクションとは別のデザイナーやブランドもピックアップ。そして今回は「dictionary」を含め4ブランドが参加している。 DI15.jpg 担当の内田氏が冨田を知ったのは、セレクトショップや雑誌で取り上げられていたのを見て。一方、社内のグラフィックデザイナー林氏は、冨田の服飾専門学校の後輩で、冨田の「MOSSLIGHT」は学校でも有名だったと言う。 DI42.jpg 会う前は冨田に対して「デザイナーだから、無口な人かな」というイメージを持っていたが、話してみると親しみやすかったそうだ。「服にかける想いを熱く語ってくださるので、仕事をしていて楽しいです」と担当の家田氏は語る。 DI43.jpg このプロジェクトでは、各デザイナーがブランドのエッセンスを活かしながら、ユニクロの幅広い顧客に受け入れられる服を作るというチャレンジをしてもらっているそうだ。 DI1.jpg DI2.jpg 例えば、自身のブランドではピンポイントな顧客に向けて、鮮やかな赤を挿し色で使うところを、ユニクロではモノトーンなどベーシックな誰でも着られるようなものに落とし込むようにお願いしている。 DI4.jpg 制作は各デザイナーにラフデザインを上げてもらい、ユニクロに合うものを選ぶところから始まった。次に無地のサンプルを用意して色やプリントの柄などを決め、ユニクロ側でグラフィックを制作して試作品に移る。 DI34.jpg 試作品のフィッティングは3回ほど。1回目はラフに縫った生地を着てシルエットを確かめる。2回目は完成品の形に近づけて、細かい仕様のチェック。3回目は色などの最終的な微調整を行い完成する。 DI32.jpg 冨田は話が来たときのことをこう振り返る。「元々この企画は知っていて、二つ返事で『やります』と答えました。自分のブランドで全国展開はなかなかできないので、今回のチャレンジは大きなステップになると感じました」 DI41.jpg 春夏シーズンなので、デニムやマリンテイストを意識。自分が東京で生活していて、子供っぽいボーダーが多いと感じていたので、大人が着られるボーダーには特にこだわった。 DI44.jpg 「日常で着られるリラックス感と程よい緊張感の融合がコンセプト。意外と悩まずにデザインできました。ユニクロさんからの意見もわかりやすく、仕事はスムーズでしたね」と冨田は語る。 DI37.jpg しかし、通常「dictionary」で作るよりもはるかに多い枚数で、服が置かれる場所もいつものショップではないどころか、グローバル展開。プレッシャーがなかったわけではない。 DI11.jpg それでも、冨田はハードルを飛び越え、会心の出来栄えに仕上げることができた。 DI7.jpg いい服を届けたいという冨田とユニクロの想いが、2012年春、世界中の多くの女性の心をつかむことだろう。 DI8.jpg
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