DESIGN
空間の使い方
2012.02.16
adachi1202_010.jpg 足立は、自身が商品開発に関わったモデルをプレゼントするため、建築家の照内創氏を訪ねた。 adachi1202_016.jpg 照内氏の事務所は、以前WIRED+にも登場したギャラリストの三浦氏が、ギャラリーとして使用していた建物だ。ギャラリーの移転に伴って、照内氏が事務所として使うことになった。 adachi1202_017.jpg 足立と照内氏が出会ったのもこの場所。まだギャラリーとして使われていた頃、展示を見に来た時に知り合い、年が近かったこともあって次第に打ち解けていった。 adachi1202_004.jpg 照内氏に足立の印象を尋ねると「空間に合う作品を作って欲しいと言われた時に、作れるアーティストだと思う。」との答え。 adachi1202_006.jpg 足立は大学時代に建築やインテリアを勉強していたこともあり、空間に対する意識は強いと言う。空間ありきでどんな作品にするか考えたり、作品のスケールを変えるなど、空間を作品の一部として捉えることもある。 adachi1202_003.jpg 照内氏は、足立の作品の空間への意識に加え、常に技術と戦っている実験的な部分や、作品が持つ色気にも着目している。

(照内氏)「色気があるというのはすごく大事。最近は言葉がないと面白さが伝わらない作品が多いけど、きっちょん(足立)の作品はそうではない。見た人全員が、その色気や妖しさに心踊ると思う。」 adachi1202_013.jpg 空間に関わることなら何でも手掛けるという照内氏。都内の複合施設や横浜の店舗設計、ベトナムのオリジナルキッチンのデザイン等々、様々なプロジェクトを進行させている。 adachi1202_014.jpg (足立)「照内くんの作品は、シンプルに見えるけどディティールにこだわっていて、中に入ると驚くような空間になっていると思います。細やかな気遣いが本人の人柄を表していて面白いですね。」 adachi1202_005.jpg 照内氏自身が最も印象に残っている案件は、独立前に務めていた事務所で最初に担当した物件。建物の周りのブルーシートと足場が外れた時、想像したものがカタチになった喜びと様々な不安からの開放感で涙が出たと言う。

独立当初からずっと心に留めてきたのは、普遍的でありながらもその場所にしかないものを生み出すということと、お客さんとの打合せを大切にするということ。 wired_adachi110216.jpg (照内氏)「建築物の完成までにはすごく時間がかかる。その間色々なことがあるけど、打合せの時間はいつも楽しんで欲しいし、お客さん自身に『自分も設計したんだ』と言ってもらいたいです。」


照内氏にAGAV758の感想を聞いた。 adachi1202_008.jpg (照内氏)「きっちょんの作品にも通じるけど、やっぱり色気がありますね。女性から男性にプレゼントするのも良いんじゃないかな。箱も気に入ったので、着けない時は箱に入れておきたいですね。」 adachi1202_018.jpgadachi1202_011.jpg 「機会があればコラボレーションしてみたい」と口を揃える2人。アートと建築の融合でどんな作品が生まれるのか、今から楽しみだ。
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