DESIGN
アートへの挑戦状
2011.12.22
adachi_111216_013.jpg 2011年の秋から開催されている「おおさかカンヴァス推進事業2011」。大阪の街をカンヴァスに見立て、アーティストが様々な場所で作品を展示している。 adachi_111216_01.jpg 足立も参加したアーティストの1人。「街中で作品を展示する際に、行政が積極的に協力してくれるイベントは日本では珍しいし、開催場所が地元である大阪だったことに魅力を感じて出展しようと思いました。」 adachi_111216_04.jpg 足立は、このイベントのために、全長8mにおよぶ「Out of the Mercy」を制作。軽トラックを土台にして上に鉄の甲羅をかぶせることで、車を動かすと芋虫のように動く作品だ。 adachi_111216_03.jpg 軽トラックにかぶせる鉄のフレームは、大学時代の同級生である加藤氏と共同で制作。 adachi_111216_02.jpg adachi_111216_06.jpgジャイアントモーラーの骨組みなども作ってもらいました。1人ではできないものなので、すごく心強いです。」と足立は言う。 adachi_111216_05.jpg adachi_111216_07.jpg フレームの完成後、軽トラックにかぶせて試走を行った。 adachi_1222_009.jpg サイズが大きいため、フレームの移動や組み立てだけでも一苦労だ。 adachi_1222_10.jpgadachi_1222_11.jpg 試走を手伝ってくれたのは、大学時代の仲間。声を掛け合いながら角度を調整し、作品を動かす。 adachi_1222_12.jpg かねてから機会があれば作りたいと思っていた作品だったが、実際に制作を始めると壁にぶつかることも。この日は、カーブ走行ができないという問題点が見つかった。 adachi_1222_13.jpg 調整を続けて迎えた、大阪・服部緑地での展示初日。「アートに興味のない人にも、『こんな楽しいものもアートなんだ』と思ってもらいたい」と、この場所で展示することに決めた。 adachi_111216_09.jpg カーブ走行はできるようになったが、今度は新たな問題が見つかった。鉄のフレームの上に樹脂や土を乗せ、草木を植えたため、重さで甲羅の部分が地面についてしまい、なかなか前に進めない。 adachi_111216_08.jpg 「サイズを大きくすると、それに伴ってどうしても重くなってしまう。動かすとなるとかなり難しい。予想以上に苦戦しましたね。」と振り返る。 adachi_111216_010.jpg その後も調整を続け、スムーズに動かせるようになった。

「動かす時は『ちゃんと動け!壊れるな!』と念じています。動く作品は展示が終わるまで全然気が抜けないんですよ。展示期間が終わったら、ようやくプレッシャーから解放されると思います。」 adachi_111216_011.jpg 困難を乗り越え、新たなアート作品に挑み続ける足立。「見てくれる人の心を動かしたい」という思いが、彼を突き動かしている。 adachi_111216_012.jpg 「おおさかカンヴァス推進事業2011」は、2012年1月29日まで開催予定。作品の迫力を肌で感じたい人は、足を運んでみてはいかがだろうか。
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