CULTURE
田中元章 伝
2011.07.19
mob1.JPG 田中元章の古くからの友人・知人から話を聞き、W-BASEマネージャーになるまでの道のりをたどる「田中元章 伝」。1人目はストリートブランド「MOBSTYLES」の田原洋さんです。 mob6.JPG ■田原さんの経歴

俳優を目指して、18歳で広島から上京。結局、俳優にはなれなかったが、学校を卒業後、ラジオコマーシャルの声優の仕事に就く。その頃に小林克也さんと出会い、FM大阪で一緒に番組でDJをしていた。 mob5.JPG やがて番組も終わることになり、原宿を歩いていたら、ちょうどSTORMYがアルバイト募集中。ファッションは好きだったので、ここで働いたらカッコいいかなという軽い気持ちでバイトを始める。

そこで、トップスケーターや田中のようなBMXのトップライダーに出会えたのは人生の転機だった。彼らと付き合えたことで、今の自分がいると思う。 mob7.JPG ■田中との出会い、その魅力

田中とは15、6年前にSTORMYの同僚として出会う。店で何回か顔を見たことはあったけど、あまり感じのいい奴ではなかった。 mob4.JPG それがある日、田中と会社の同僚が飲んでるところにバッタリ会い、一緒に飲むことに。自分も酒癖が悪いけど、彼もすごく酒癖が悪く、お互いの酒癖の悪さで気が合って急に仲良くなる。 mob8.JPG その後、田中はSTORMYを辞めたが、お店がBMXに力を入れていくことになり、当時の社長から「モトアキを呼び戻して、お前が面倒を見ろ」と言われる。

彼はライダーだったからわかるとして、田原氏もなぜか一緒に自転車部門の担当に。それで一緒にBMXに乗ったり、組み方を教えてもらったり。 mob20.JPG 昔から彼は、自分を曲げないのがすごいと思う。決してブレない。そして、昔は良いものへのこだわりだけだったが、今は1つの店を見てるから責任もついたと思う。 mob18.JPG ■田中着用モデルの印象

重厚感があって、カッコいいデザインだと思う。彼が時計の広告に出たのは意外だったが、表に出るのは嫌いじゃないから納得できる。 mob17.JPG ■MOBSTYLESについて

当時、STORMYに来るお客さんにHi-STANDARDといったミュージシャンが多く、彼らが自分たちのブランドを立ち上げ始めた頃だった。それで、周りの仲間からの応援もあって自分もブランドを立ち上げることになる。 mob3.JPG 店名は大好きな「MOBSTERS」というマフィア映画から。「MOBSTERS STYLE」という名前も考えたが、長いので縮めて「MOBSTYLES」に。

コンセプトはマフィアファッションの現代版。昔は太かったスラックスを細身にアレンジしたものなどを扱っていた。客層は10-FEETのファンと格闘技ファンがメイン。 mob26.JPG 10-FEETはインディーズの頃からの付き合いで、そのファンがお客さんに多く、格闘技ファンは田原氏が格闘家の佐藤ルミナと親交が深いことから。

■渋谷の若者のファッションの変化

昔はみんなが早いもの(=最新の流行)を探そうとしてたし、カッコよくなるためにお金を使っていた。お客さんとショップ店員でも情報交換をしたり、そういうやりとりが面白かった。 mob24.JPG 今はインターネットを通じて、もっと早い情報のやりとりがあるから、そこに刺激はなくなってきている。 mob25.JPG そして今は安く買うのが賢いという文化。しかし、みんなが安いものを買おうとすると、ファッションはつまらなくなると思っている。
おしゃれでカッコいいなぁと目を引く人はいるが、面白さはあまり感じない。 mob27.JPG ■田原氏の今後の展開

いろいろやってきたが、まだまだ新しいことをやりたい。今は「MOBSTYLES」と帽子の「HEADFAST」と雑貨の「Candies」3ブランドを展開。このiPhoneケースは香港の女性デザイナーに頼んでいる。 mob21.JPG 香港は工場の技術力が高いため、どんなデザインでも面白いものができる。世の中にシンプルなものが多いので、逆に無駄なものが、今は面白いと思う。 mob28.JPG 例えばこの帽子は単純に自分がツバを立ててかぶるので、最初から立てているものを作ろうと思って。やっぱり、自分が面白いなって思うものを作っていきたい。 mob23.JPG セレクトショップの草分け「STORMY」出身の2人。今は扱う商品は違えど、これからも渋谷のストリートからファッションシーンを盛り上げていくことだろう。 link_watchagat704.jpg


<SPECIAL THANKS>
MOBSTYLES
■MOBSTYLES official dealer「Vector