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今までにないアレンジをしたかった

これまで様々なTiCTAC別注モデルを企画してきましたが、比較的スタンダードなアレンジをかけたものと、一部のコアなお客様にだけ支持してもらえそうなマニアックなアレンジをかけたものと、大きく分けてふた通りの別注モデルが存在しています。
今回のモデルは、まさに後者。
以前作った「マグマ」と同じで、ほとんど僕の好みで突っ走ってしまった感じです。
「マグマ」では、ケースやバンド全体をオールブラック仕様にしたうえに、ダイアルカラーにダークトーンのボルドーを用いたことで、見た目に強烈なインパクトを与えるような内容にまとまり、非常にうまくいきました。
実際、お客様の反応も良く、即完売となってしまったわけですが、その後も数多くのお問い合わせをいただいていました。そういったこともあり、
今回の別注第9弾では、「マグマ」と同じような毛色の商品を作りたいなと思ったのがはじまりです。
まったく新しい見え方になるような表現を考えていたところ、以前から打診していたブラウンIPの使用が可能だということになったので、ブラウンカラーを採用することにしました。もちろん今までにないカラーですし、発売時期も秋ごろを考えていたのでちょうどいいかなぁと。

ダイヤルの仕上げにもこだわりが
 ブラウンをベースにして全体の印象を変えるのはすぐ決まりましたが、ただ色が珍しいだけの別注にはしたくないと考えました。
今回ベースにした丸型モデルは既に廃盤となっている「レイヤーダイヤル」というモデルで、ダイヤルを構成している要素が非常に複雑です。
そこで、複数重ねてあるダイヤルに、それぞれ似ているけど若干違うカラーや仕上げを組み合わせて奥行を表現しました。最終的に、全体的には落ち着いたブラウンカラーに見えますが、実はダイヤルにはグレーが入ったりしているんです。

ちなみに今回は、丸型と楕円型ではダイヤルカラーや仕上げが異なっています。
これまでだと、同時発売のモデルの仕様はほぼ統一していたのですが、歴代のモデルとの違いをだしたいなぁというこだわりから、あえて別々の要素を加えてみました。
スタンダード丸型タイプは、メンズウオッチには珍しいキラキラ感を。タテ楕円のタイプは、マットでざらつきのあるダイヤルで、渋さを加えてみました。同じブラウンがベースカラーですが、印象はかなり変わると思います。
独特の存在感

「DELTA」という、これまでのWIREDとは大きく異なるシリーズが出て、これから先のWIREDはどうなっちゃうんだろう?って思えるぐらいの衝撃を受けたのが半年前。その時も僕らの別注モデルを作っていただいたのですが、あのモデルはWIREDとは無縁だと思っていた「ラグジュアリー感」が表現できたりして、かなり面白いアレンジができました。ブランドとして幅が広がってきたなぁって感じるとともに、次の別注モデルを企画するときのハードルが上がった瞬間でもあります(苦笑)。

いつも新しい別注ができる度に、「今までにないWIREDができた!」と思ってしまうのですが、今回もそう思える自信作です。上がったハードルもなんのその、独特の存在感はこれまでで間違いなくNO.1!精悍な顔つきからは、価格以上の高級感もでています。
写真では、質感とかダイヤルを構成する要素の複雑さはわかりづらいので、ぜひとも店頭で仕上がりをご覧いただきたいですね。
最近「時計も自分を主張するアイテムのひとつ」という傾向が非常に強いですが、今回のモデルも、そういった「自分らしさ」を求める方に、きっと気に入っていただけると思います。

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